こんにちは、@Yoshimiです。
Python3エンジニア認定基礎試験には合格し、同じ協会のスキルチェックとして、次のステップに「Python3 エンジニア認定データ分析試験」が登場したので、β版をうけました。結果は、無事合格。これから受験しようと考えている方へ参考になればと考え、備忘録的に残しておきます。
ネタバレはできないので、私の個人的試験対策をご紹介します。
Python3エンジニア認定データ分析試験って?
以下は公式からの転記です。
- 試験名称:Python 3 エンジニア認定データ分析試験
- 概要:Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験
- 受験料金:1万円(外税) 学割5千円(外税)
- 問題数:40問(すべて選択問題)
- 合格ライン:正答率70%
- 試験センター:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
- 主教材:「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」(翔泳社)
出題範囲は指定教材から以下の割合で出題されます。
章 | 節 | 問題数 | 問題割合 | |
---|---|---|---|---|
1 | データエンジニアの役割 | 2 | 5.00% | |
2 | Pythonと環境 | |||
1 | 実行環境構築 | 1 | 2.50% | |
2 | Pythonの基礎 | 3 | 7.50% | |
3 | Jupyter Notebook | 1 | 2.50% | |
3 | 数学の基礎 | |||
1 | 数式を読むための基礎知識 | 1 | 2.50% | |
2 | 線形代数 | 2 | 5.00% | |
3 | 基礎解析 | 1 | 2.50% | |
4 | 確率と統計 | 2 | 5.00% | |
4 | ライブラリによる分析実践 | |||
1 | NumPy | 6 | 15.00% | |
2 | pandas | 7 | 17.50% | |
3 | Matplotlib | 6 | 15.00% | |
4 | scikit-learn | 8 | 20.00% | |
5 | 応用: データ収集と加工 | 0 | 0.00% |
「ライブラリによる分析実践」の割合が多く、データ分析に特化した試験ということがわかります。
公式:https://www.pythonic-exam.com/exam/analyist
試験対策
主教材:「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」(翔泳社)の指定があるので、一通り読みながらコードを動かします。出題の割合を確認すると「ライブラリによる分析実践」が67.5%あるので「NumPy」「pandas」「Matplotlib」「scikit-learn」でコケるとまず合格できません。「ライブラリによる分析実践」はしっかり確認しながら進みましょう。
Python経験者、機械学習経験者は特に問題ないと思います。Google Colabやjupyter notebookで一通り動かしてチェックすれば無事合格できると思います。ただ、日頃使わないような、忘れかかている基礎部分もあるので注意してください。(私はあまり使わない部分ありました。)
Pythonは大丈夫だけど数学?という方は線形代数、確率と統計は少し勉強しておいた方が良いです。日頃ツール頼りで、計算に慣れていない方は、コケるかもしれません。6問分あるので、結構割合としても多いです。実務でも必要な知識なので、この際、一緒に勉強しちゃいましょう。
これから受験する方へ
制限時間は60分で、9割程度の正解で、無事合格しました。時間は余りましたが、結局、微妙な部分があったから、すっ飛ばしてしまい、結果時間が余ったという感じです。それでも見直し込みで2周はできました。
実際、試験を受けてみての感想としては、
「もっとデータ分析よりなのかと思っていたがそうでもなかった、ちょっと物足りない」
です。
実務で使う部分は5章の「応用:データ収集と加工」などが活かせそうなので、問題のスタイルとしては、そういう形で作り込んでくるのかと思ったのですが、ちょっと残念です。
これから受験する方へ
- Pythonの基礎は習得した次のステップでスキルチェックを行いたい
- 資格欄に記載したい
- ライブラリの基礎知識の確認をしたい
- キャリアアップ
- モチベーション維持
という方におすすめです。
Pythonの基礎スキルにまだ不安が残る人は、Python3エンジニア認定基礎試験に合格した後、Python3エンジニア認定データ分析試験受ける方ことをおすすめします。基礎は必要です。
まだまだ、機械学習、データ分析分野は人材が足りないと言われているので、早期取得してキャリアップにつなげるにも良い試験だと思います。
最後に
私が狙っている個人的知識としては、
- 統計検定2級
- G検定
- E検定
です。
試験、検定合格で飯が食えるわけではありませんが、実務に取り組む際の裏つけや基礎部分を確認するという意味では、有効な過程だと思うので、これからも勉強頑張ります。