こんにちは、@Yoshimiです。
「データサイエンティストとして統計2級くらいは持っておかないと・・・」というきもちで受けた統計2級CBT試験は撃沈しました。合格ラインは60%だったかな。そのうち8割りくらいしかできませんでした。残念。あれよこれよとモタモタしているうちに新型コロナウイルス発祥で試験中止、CBTでお世話になっている日比谷センターもクローズなど2級を受ける機会が減ってしまったので3級を受けることにした。という流れです。
無事合格したので、その統計3級合格対策、難易度、参考書などを一通りまとめておきますので、これから受験する方の参考になれば幸いです。
統計3級の概要
ご存知の通り、統計の資格といえば統計検定です。他にも、統計に関する資格はありますが、本資格がダントツに有名だと認識しております。
高等学校の必履修科目である数学Ⅰの「データの分析」相当の統計内容の知識と実際にそれらを身近な問題解決に活かすことができる統計的問題解決力を身に付けることが大切です。アメリカの高校生は既に10万人が、問題解決と活用を重視した統計学に関するAdvanced Placement検定を受験しています。またアメリカの多くの大学は、その結果を入学選抜に反映させています。
「統計検定3級」は、統計学とその応用分野を専門とする大学教員が国際的通用性を重視した問題を開発し、統計活用力を評価し、認証するための検定試験です。
引用:統計検定
試験会場で受験するタイプとCBTというオンラインタイプで受験することが可能です。また、この2つでは問題が違う、合格水準が違う、受験費用に違いがあるなど注意が必要です。
– | 統計検定 3級 | 統計検定CBT方式 3級 |
---|---|---|
試験形式 | 4~5肢選択問題(マークシート) | 4~5肢選択問題(マークシート) |
問題数 | 30問程度 | 30問程度 |
試験時間 | 60分 | 60分 |
合格水準 | 100点満点で70点以上、難易度を考慮して調整されることがあります | 100点満点で65点以上 |
受験料 | 4,000円(税込) | 6,000円(税込) 学割あり |
出題範囲 | こちら | こちら |
特定の試験会場での実施で足を運ぶということだからでしょうか?またはシステム利用料があるからでしょうか?受験費用に差があります。4000円と6000円と2000円の差は大きいです。3級のCBT受験は多くのPCスクールで実施されているのでその管理費などもあるからでしょうか。そして、CBT方式に関しては、受験終了後その場で合否が出力されます。良くも悪くも早く結果がわかります。
勉強方法・対策もろもろ
統計検定3級の合格率は約60%のようです。統計の勉強を行ってきたわかったというか気がついたことですが、この合格率というのは本当に魔法のような言葉だと思います。合格率90%とあったとしても勉強していない人は受からないし、勉強していても受からない人もいます。どんなレベルで合格率が計算されているのか不思議でしょうがないです。なので、私はあまり気にしないようにしています。
勉強方法・対策
私は、Webマーケティングの仕事にて、ヒストグラム、散布図、折れ線グラフなどを作成し、クライアントと打ち合わせを行うなど経験しているためそこまで抵抗感はなかったです。
ただ、統計2級を取得する流れの一貫で3級を取得したというのが強いので、不要な部分は勉強時間を削除してください。
勉強した流れを箇条書きで記すとこうなります。
- 「統計学入門」を一通り読む
- 「マンガでわかる統計学」を一通り読む
- 「過去問題集」を一通り解く
- 「過去問題集」で間違ったところを復習する
を1回で合格しました。
実際、CBT方式で受験したのですが、「過去問題集」と同じような問題も出題されているイメージはありました。しかし、これ3級で出るの?2級レベルかなという問題も中にはあったので、100点満点を撮りたいのであれば、「マンガでわかる統計学」+「ちょっと難しめの確率」は勉強しておいた方が良いと思います。
正味、勉強時間は8時間くらいです。
初めて受験する方へ
「勉強方法・対策」は仕事で使える基礎の書籍を読むことで、試験合格も大切ですが、実務でも有効な知識が入ります。理系でなくとも統計3級は一発で十分取得可能なので、「勉強方法・対策」を実施してください。
他社さんの宣伝になってしまうかもしれませんが、Youtubeでの勉強も効果的です。
映像授業 Try IT(トライイット)は非常にわかりやすいです。
「過去問題集」で間違ったところを映像授業 Try IT(トライイット)で復習し、知識を高めるというルーティンを入れても良いと思います。
参考書
統計学入門
統計の基礎を演習こみで丁寧に解説してくれています。統計知識の土台をつけるにはもってこいの一冊です。
マンガでわかる統計学
「統計学入門」で息切れしてしまった場合に読んで欲しい一冊です。マンガなのでライトな感じなのですが、いきなり度直球な数式が登場したりと統計の奥深さを面白く伝えてくれる良本です。
日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集[2017〜2019年]
統計3級を取得するなら持っておいて欲しい1冊。必ず1回はやって欲しい1冊です。
ちょっと残念なのが4級とセットになっているのでその分お値段が上乗せされているのかな?なんて考えちゃったりします。
古い本でも、新しい本でも知識があれば解けるし、知識がなければ解けません。なので、個人的にはそこまで古いものでなければ最新の問題集でなくても良いと考えています。(つまりメルカリでもOK!)
最後に
統計3級CBTを受けた感想としては、思っていた以上にちょっと難しかったという印象です。会場で受けるタイプ?一般的な試験タイプよりも1問、2問難易度の高い問題がある印象です。グラフが読み取れるだけでは心許ないのでしっかり2級を見据えて確率くらいは勉強しておいた方が良いと思います。
データサイエンティスト系の職につく履歴書に記載するとしたら2級からが良いと思います。もちろん他に書く資格がなければ3級を記載し、2級資格受験予定とでもしておけば良いでしょう。しかし、実務で使うとしたら2級以上であったりと一気にハードルが上がる可能性があります。(企業のレベルによる)上を目指すことをお忘れなく。
近いうちに2級を取得します(希望)