こんにちは、@Yoshimiです。
今年の目標の一つである(はず)のデータ分析系資格・検定のうちの一つ「データ分析実務スキル検定(CBAS)」に合格したので、受けた感想と対策や難易度を私の観点から共有します。
目次
データ分析実務スキル検定(CBAS)とは?
データ分析実務スキル検定(CBAS)とはデータサイエンスを育成している企業株式会社データミックスが開発した検定になります。データサイエンティスト育成スクールとして「データミックス」があります。そのスクールを一通り受けることでデータサイエンティストとしての基礎は出来上がると思いますが、それを可視化するために用意されているものと思われます。
第 4 次産業革命下で求められる人材とは・・・
(平成 29 年度基礎的 IT リテラシーの 習得カリキュラムに関する調査研究 報告書より抜粋)
IoTやAI等の技術がビジネスで活用されていることや、その具体的な活用場面の概況を知っており、
それらの活用が自分たちの業務上の課題を解決する可能性のあるものであることを理解している人材IoTやAI 等の技術が自分の身の回りの業務や、発見した業務課題にどのように活かせるかの接続点が具体的にイメージでき、
中核的 IT人材等の指揮命令や支援を受けながら実際に業務場面で活用し、その生産性向上に繋げることのできる人材
引用:https://cbas-exam.jp/
引用:https://cbas-exam.jp/
受検申込みはodysseyから申し込みます。試験会場ではodysseyIDが必要になるので必ず準備しておいてください。また、試験には電卓の持ち込みはできませんのでご注意を。電卓の持ち込みはできないから計算問題はない。とたかをくくると痛い目をみます。エクセルはあります。私は、サイトに記載されている「Excelを操作する問題が5問出題されます。」を読んでいなかったので、試験でExcelがでてきてちょっと焦りました。
問題数 | 60問 |
---|---|
出題形式 | 選択式(単一または複数選択) |
操作問題 | プロジェクトマネージャー級では、Excelを操作する問題が5問出題されます。試験会場によりExcelバージョンは異なります。 お客様がExcelバージョンを指定することはできませんが、操作性に大きな違いはありません。・・・略 |
試験方法 | コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式 |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | 97点満点で、64点以上 |
受験料 | 11,000円(税込) |
ご丁寧にも出題範囲と問題数が記載されています。
ステップ | 知識・スキル | 問題数 |
---|---|---|
分析プロジェクト の立上げ |
①業務目的に応じて適切なKPIツリーを作成することができる | 3 |
②データの取扱いに関する利用規約、法令やガイドラインを理解している | 2 | |
データ準備 | ①データ分析に必要な前処理を理解している | 2 |
②SQLの基礎的なスキルを獲得している | 5 | |
③基本的なデータ可視化手法を理解している | 5 | |
④基礎集計を通じて、データの全体像や質を確認することができる | 8 | |
課題特定〜施策提案〜施策評価 / モデリング〜評価 | ①業務目的に応じて適切なコーディング(R/Python)ができているかをおおよそ確認できる | 13 |
②基本的な統計手法を理解している | 4 | |
③主要な機械学習の概要と使い分けを理解している | 10 | |
④予測モデルの評価観点とモデル改善のための対応手法を理解している | 4 | |
⑤施策の評価と効果検証ができる | 4 | |
合計問題数 | 60 |
データ分析実務スキル検定(CBAS)合格への対策
出題範囲、問題数も確認できたので早速対策を練っていきましょう。こんな問題が出ますよとはもちろんいえませんのでご了承ください。
時間配分
試験時間90分で問題数60問。1問あたり1分以上かけられますね!と余裕こいていると大変な目に遭います。
私は時間ギリギリで終わりました。
長文問題も多数出ますし、表を確認する問題、エクセルを使っての計算問題もでます。また、サンプル問題、データ分析実務スキル検定対策講座をみて貰えばわかりますが「全て選べ」という形式の問題も多くあり、結局回答を全部チェックするひつようがあるなどで結構時間は取られました。
スタートからハイスピードで解いていくことをおすすめします。
SQL、Python、機械学習は基本的な部分は押さえておく
データ分析、AI、機械学習の検定になるので、基本的なことは押さえておくことがが必要です。出題範囲を確認するとただPythonができればいいというものでもありません。データの取り扱い方、ビジネスライクな問題もあります。KGI、KPIとか大丈夫ですか?そのベターな計算方法も習得しておく必要があります。
Python未経験の人はUdemyで一通り経験しておくことをお勧めします。体型的に勉強するのであれば以下のコースがお勧めです。
サンプル問題ダウンロードをしておく
データミックスにはご親切にも、サンプル問題がダウンロードできるようになっています。回答があるわけではないので問題で傾向をつかんでおくだけになります。しかし、ないよりはましです。
Udemyで対策動画を確認しておく
サイトでも紹介されていますが、私が本当に役に立ったと思う情報はUdemyの講座です。データ分析実務スキル検定対策講座であれば、演習形式で以下の内容を習得可能です。
- 機械学習・統計学といったデータサイエンスに関する知識
- データ可視化に関する知識
- SQL、Python、Rといったプログラミングに関する知識
また、検定試験と全く同じもんだいがでるかというとそれはNOですが、考え方、問題形式の雰囲気を体験できるので、個人できには他のなによりもUdemyのデータ分析実務スキル検定対策講座はおすすめです。キャンペーンも定期的に行なっているので、24,000円が1,600円購入できたりします。
Udemyの講座では以下の内容が勉強できます。
というか、これを受けていなかったら落ちていたと思います。
難易度
データミックスでは「プロジェクトマネージャー級」として準備しております。
データ分析実務スキル検定(CBAS)が簡単か難しかったかを5段階(1:簡単、5:難しい)で考えます。
- Pythonや機械学習初級者の方には「4」
- 大卒程度数学スキルがありPythonを1年もやっていれば「3」
- 業務でPython、Rを経験している、機械学習も自分で勉強しているという方は「2」
かなというのが私の評価です。
理由は、個人情報の取扱やビジネスライクな部分を加味するとそれなりの経験をしていないと触れない業務があるからです。幅広く知識を有するという意味ではプロジェクトマネージャー級なのかもしれませんが、IPAのPM試験はこのレベルではありませんので、取得後のアピールはみなさんにお任せします。
最後に
2021年一発目の資格も取得でき幸先良い感じです。このまま、個人スキルが上がり企業からも評価を高くもらえれば給与もふえていくことでしょう!増えて欲しい・・・プロマネにならないと厳しいかな。
この検定のために10万円、20万円などを支払う必要はないです。むしろ、実務経験の方が大切ですし。これから機械学習、データ分析の世界に入っていきたいという人には取得しておいても良い検定だと思います。どんな業務を行うのか、どのような水準で判定を下しているのかなども一通り経験できますからね!
さて、ひと段落したので、Pythonで儲かるアプリの開発でもしようかな。するなら株価予測システムだよね!